昨日とてもうれしいメールをいただきました。
ニューヨーク在住のアーサーさんという方からで、パイポボードが欲しいという内容でした。さっそく電話をかけてみると、若い頃に交通事故で下半身が麻痺状態になった方で、サーフィン歴50年の大ベテランさんでした。事故にあう前はサーフィン、そして事故後はニーボード、ウェイクスキー(カヤックに乗って、ボートで引っ張ってもらう)、サーフスキー(カヤックで波にのる)をやってきています。
しかし、最近はそのハンディキャップが悪化し、波乗りから遠ざかってしまいました。そんな時にサンドルフィンの動画を見つけ、パイポボードだったらまた波に乗れるのでは?と胸に期待を抱きました。
私の返事は即答でYES! 私はハンディキャップの方たちが好き、というかハンディキャップの方たちは勇気を与えてくれます。なので尊敬します。 それに私も兄を交通事故で亡くしているので、そのせいもあるのか、アーサーさんを海に戻してあげたいと強く思いました。そして何よりもアーサーさんの海に対する愛を感じました。
サーファーなのです。
パイポボードは健康な方がやってももちろん楽しいですが、私も足腰にケガをしてるとき又は、ケガから復帰するときなどに、サーフィンを始める前にパイポボードでリハビリしてからサーフィンに復帰したりしています。
これからアーサーさんと入念に打ち合わせをしてボード制作に入りたいと思います。とても楽しみです。
こちらの動画は、以前友人に作ったロングボードが真っ二つに割れてしまったので、ノーズ部分をリシェイプしてフィンとハンドルを付けたプロジェクトのスライドショーです。
ONE PAIPO STORY from Sun Dolphin Surfboards on Vimeo.
Wednesday, December 27, 2017
Saturday, December 23, 2017
Bruce Brown_The Surfer's Journal Filmmakers_ブルース ブラウン
Last week, We lost one of icons in surfing history.
Film maker Bruce Brown.
He inspired so many people that I can't imagine.
And I am one of them.
Thank you so much Bruce Brown.
R.I.P. BRUCE BROWN
先週、サーフィンの歴史上に残る人物を私たちはなくしました。
サーフィン映画監督 ブルース ブラウン です。
想像もつかないほどの人々が彼の作った映画に影響を受けてきました。
そして、私もその中の一人です。
本当にありがとうございます!ブルース ブラウン!
安らかにお眠りください。
Tuesday, November 28, 2017
How To Body Surf With Keith Malloy - Surf Sufficient
サーフィンの極み。ボディサーフィン。
5フィン、クアッド、スラスター、ツイン、シングルフィン、フィンレスとフィンの数が減るほど波との一体感がでますが、ボディサーフィンはもはや板が無い。
究極です。(ホットカールは別物です。それについてはまた今度説明します。)
Saturday, November 25, 2017
Tuesday, November 21, 2017
Friday, November 3, 2017
SHAPER SERIES : JOSH MARTIN
今日はサンクレメンテのアウトレットにあるHURLEYで行われた
ジョッシュ マーティンのイベントに行って来ました。
イベントの内容はジョッシュがサーフボードシェイピングの説明や、質問への回答、そしてシェイピングブロック作り方を教えてくれて一緒に作るという企画でした。
ゲストには2015年度ロングボード世界チャンピオンのレイチェル ティリーもきていました。
こちはらテリーマーティンが実際に使っていたシェイピングブロック。
生涯に80,000から100,000本ものサーフボードをハンドシェイプしたテリーマーティン。このシェイピングブロックでは推定40,000から50,000本のサーフボードが削られました。
クリップボードにバルサウッドをボンドでくっつけてハンドルをつくり、クッション性のためにカーペットが張ってあります。
バルサウッドの部分が長年の使用により、摩擦ですり減って手の形に削れています。
手とバルサウッドの間にフォームが入り、その摩擦で削れて、少しずつ少しずつ手の形に削れて行きます。このブロックは1970年代後半から1990年代後半まで使用されたものです。
こちらが今回のイベントで僕が作ったブロック。
ジョッシュが作り方を見せて教えながら、みんなそれぞれ自分のブロックを作りました。
中味はバルサウッドでサンドペーパーとマスキングテープとフェルト生地を使ってつくってあります。しかし、今回ジョッシュが用意したこのバルサウッドは、1940年ごろにウッドサーフボードの材料にしていたもの。
当時は、耐久性があり、水にも強く、虫にも食べられにくいのでレッドウッドが主にサーフボードの材料によく使われていましたが、レッドウッドはとにかく重い。
そして、もっと軽い木はないかということになり、船の業界は新しい素材が出てきて、いらなくなった木製の船が沢山ありました。その木製の船の材料に使われていた木がバルサウッドでした。それを再利用してサーフボードを作っていました。
だからこのシェイピングブロックは船だったということです。
おもしろいですね。
ジョッシュが普段使っているプレーナーSKILL 100
今回参加している青年からいい質問がありました。
「バキュームを取り付ける部分に金具が付いていますが何ですか?」
と言う質問。
あれはバキュームを取り付けてシェイプしているときに、ブランクスとプレーナーの摩擦やバキュームホースに付いているコイルなどで静電気が起こります。
そのショックで気がちるので、
それを防ぐために導線を写真のようにつけて、アースをとります。
さすがジョッシュ!
こちらは僕が6年前に作って、師匠テリーマーティンにプレゼントしたルーラーです。
今はジョッシュが使ってくれてます。
その時テリーさんが代わりに僕にくれたテリーさんのルーラーは、大切にしまってあります。
普段ジョッシュが使っているプレーナー。
もともとはテリーさんの物だったのでしょう。
もちろん切れ味抜群です。
ジョッシュが自分で作ったノブ。
グラッシングの工場で要らなくなったレジンが層になった物をジョッシュが加工して作りました。アートですね。
Thursday, November 2, 2017
Monday, October 30, 2017
Sunday, October 29, 2017
Wednesday, October 18, 2017
サーフボードリペア_Ding Repair_Hot curl
修理の時は必ず
レスピレーター、ゴーグルなどを使用して
安全第一でやりましょう。
ケガしても何も面白くありません。
先日調子こいてインサイドで攻めまくっていたら
やってしまいました。
この機会に、切れそうなリーシュストリングを
新しいヒモに交換します。
実は元々ディング(キズ)があった所が壊れました。
めんどくさがってクロスを張らなかったからです。
なので今回はクロスを入れてなおします。
この茶色い部分
反対側にも
そして真ん中には茶色い線が見えます。
これはストレスクラックと言って
ボードが弱っている証拠です。
しかもこの場合はもうすぐノーズがボッキリ折れてしまう
合図なのです。
ボッキリいく前に修理しましょう。
テールもクロスを張り替えます。
奥にはまだ砂が入ってました。
エアホースなどで取り除きましょう。
無い場合は掃除機などで取り除きましょう。
ディングの部分に
サンディングレジン+Cabocil(Qセル)+カタリスト少々+UVカタリスト少々
を混ぜてピーナッツバター状になるまでよく混ぜたものを
太陽光の当たらない場所(室内)で塗り埋めます。
終わったら太陽光の当たる場所へ置きます。
固まったらサンディングします。
クロスを張り
太陽光の当たらない場所(室内)で
ラミネートレジン+カタリスト少々+UVカタリスト少々
をよく混ぜた物をスクイージーで塗ります。
終わったら太陽光の当たる場所へ置きます。
固まったらサンディングレジンで
太陽光の当たらない場所(室内)で
ホットコートします。
サンディングレジン+カタリスト少々+UVカタリスト少々
終わったら太陽光の当たる場所へ置きます。
サンディングして完成。
UVカタリストを使うと晴れてれば
クイックリペアで3時間ほどで終わります。
カタリストの入れすぎに注意しましょう。
ホットバッチを起こします。
化学反応で高発熱します。
質問などあったらお気軽に↓までメールください。
Monday, October 16, 2017
Posca art by Scott Metz
ティミーパターソンサーフボードの
マネージャーをしているスコット。
ティミーの板や、ロストの板でおなじみの
ポスカアート、実はスコットがやっているんです。
この道もう15年以上やっています。
このギャングバンギンミッキーは
僕のお気に入りです。
今度オーダーしてみます。
塗り立てホヤホヤの板。
まだクリアコートをする前なので
触ってはいけません。
これもいいですね!
ぶっとんでる。
手際が良く、正確で早い。
ポスカを熟知している。
描いているのを見ているのも面白い
スコットのポスカアートは
カスタムオーダーできます。
ぜひ、ご連絡ください。
夢中で楽しんでいるスコット。
いい笑顔ですね。
着てるTシャツも面白い。
Surflineサーフラインではなく、Surflieサーフライ(ウソ)。
波の予報をよくはずすからでしょうか(笑)
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